こんばんは。衆議院議員(東京都北区、足立区、豊島区、板橋区)の岡本みつなりです。
私がこれまで重ねて訴えてきた、造設中の荒川第二・第三調節池の段階的な運用が具体化しました!この結果、荒川流域を水害から守ることができる体制が大きく前進します。
8月31日、国土交通省は荒川第二調節池(さいたま市に建設中)の今後の取り組みを公表しました。発表によると、令和8年(2026年)出水期までに、第二調節池の下流部を整備し、新たに約1,200万トンの水を溜めることができるようになります。
荒川第二・第三調節池がすべて完成すると、第一調節池と併せて約9,000万トンの水をためる事が出来ます。ただ、全てが完成するのは、令和12年。あと9年も先の事となります。
私はこれまで、2019年の国土交通委員会を皮切りに、何度もこの第二・第三調節池建設の前倒し、また完成する前でも段階的に活用できるような工事方法を提案してまいりました。
今回の段階的な運用により、新たに1,200万トンの水を溜めることができるようになると、第一調節池の3,900万トンと併せて、5,100万トンの水が溜められるようになります。仮に調節池がなくて、5,100万トンの水を、私の住む北区にすべて流し込むと、北区全体が2.47メートルの高さまで浸水する水量となります。これだけの莫大な水を溜めることができる調節池を、上流の埼玉県に整備させて頂いている事、一都民として、心から感謝しています。埼玉県民の皆さん、本当にありがとうございます。
災害は、いつ起きるか分かりません。
今後も、一刻も早く効力が発揮できる方法がないか、国交省や現場の皆さんと共にさらに汗をかきながら、引き続き取り組んでまいります。
荒川第二調節池の今後の取り組みについて(国交省HP)