安心して暮らせる地域づくり。足立区の水害対策で危機感共有WEB会議を導入

足立区役所での危機感共有WEB会議での様子。

足立区には中川、綾瀬川、荒川、毛長川、隅田川といくつもの河川があり、私たちの生活に必要な水を提供してくれています。

河川が多い足立区ですが、台風や豪雨などがあった際は水害の心配があります。

自然災害は予測を立てることが大変に難しく、すぐに状況が変わりやすいので正確な予測と迅速な対応が必要です。

こういった自然災害への課題を解決するため、国土交通省と足立区が連携し「危機感共有WEB会議」というシステムを活用することになりました。

目次

危機感共有WEB会議とは

引用:コラム 「流域タイムラインの作成・活用」と「WEB会議ツールによる危機感の共有」の推進

危機感共有WEB会議とは、ウェブカメラを使ってリアルタイムに河川の状況を共有し、河川事務所と流域に関連する複数の自治体が状況を把握できるようにするシステムのことです。

単に河川の状況を共有するだけではなく、気象庁が発表する気象情報も連動して共有します。

令和5年6月22日から危機感共有WEB会議を会議中のみだけではなく、常時接続することで連絡体制をさらに強化することができました。

引用:コラム 「流域タイムラインの作成・活用」と「WEB会議ツールによる危機感の共有」の推進

リアルタイムの河川の状況と気象情報を把握できるので、これから発生するかもしれない危険予測を立てやすく、また、河川の状況変化があったとしても迅速に災害対応することが可能です。

【足立区】危機感共有WEB会議で豪雨の状況確認

2023年9月、関東甲信地方で豪雨がありました。

気象庁の発表「令和5年台風第13号による大雨」によりますと「東京都(伊豆諸島)、千葉県、茨城県及び福島県では線状降水帯が発生し、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降った所があった。これらの地域では1時間降水量が観測史上1位の値を更新した地点があったほか、7日から9日にかけての総降水量が400ミリを超えた地点や平年の9月の月降水量を超えた地点もあった。」とのことです。

このとき、足立区ではリアルタイムでの状況を把握、共有するため、危機感共有WEB会議が活用されました。

朝から足立区役所へいき、現場の状況を把握するときに危機感共有WEB会議がとても役に立ちました。

安心して暮らせる地域づくり。足立区の水害対策で危機感共有WEB会議を導入のまとめ

足立区では水害対策に迅速に対応するため、危機感共有WEB会議を導入しました。

これにより刻一刻と変化する現場の状況に、迅速な対応がしやすくなります。

災害対策は時間との戦いです。的確な判断をするためには、最新の情報が不可欠です。

これからも豪雨による水害対策のために、国土交通省と連携し、全国で危機感共有WEB会議のような取り組みができるよう、推進してまいります。

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この記事を書いた人

岡本みつなりのアバター 岡本みつなり 衆議院議員

米ケロッグ経営大学院修了。ゴールドマン・サックスを経て、公明党衆議院議員(4期目、東京12区選出)。衆議院経済産業委員長。元外務大臣政務官。元財務副大臣。 東京29区(荒川区全域・足立区西部)総支部長。矢沢永吉さんの大ファン。

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