昨日、(株)雄飛堂の大塚祐一社長と懇談しました。
雄飛堂は、1928年に東京都北区十条で創業。現在、北区を中心として、東京都内や埼玉県などに43の調剤薬局等を構える地域のみなさんの健康拠点です。
センス抜群の大塚社長
大塚社長は若き経営者で、お父様が急逝されたことで、家業を継ぎ、全く新しい発想で、調剤薬局の新しい形を目指しています。
特に、お客様に対して温かいアナログのサービスをこれまで以上に届けるということにこだわりながら、その内部のオペレーションに関してはDX(デジタル・トランスフォメーション)化を進めています。
本社の中も見学をさせて頂きましたが、まるで IT会社のような洗練された社内。
1つ1つのオペレーションに関しても見事な効率化が実現されていて、頼もしい経営者です。
“0”から“1”を生み出せなくても“1”を“100”に成長させる!
スマートで情熱的な大塚社長ですが、話をしていてとても大切だなと思ったことがあります。
それは大塚社長が「僕には“0”から“1”を生み出すような能力はないけれども、“1”を“2、3、4、…100”と広げていく能力はある」と言われていたことです。
全くおっしゃる通りですが、そもそもアップル創業者のステーブ・ジョブスのような天才でないならば、“0”から“1”を生み出すことは至難の技です。でも世の中の良い物を真似ることによって、より良い物を生み出すことは、努力次第でいくらでもできます。
大塚社長は、調剤薬局の業界ではまだ行われていないことであっても、他の業界で既に進んでいることや、DXなどを積極的に活用し、お客様に喜んでいただける新たなサービスを提供していきたいと仰っていました。リーダーとしてとても重要な資質で、これからもぜひ応援したい経営者だと感じました。
理念を体現する雄飛堂のサービス
雄飛堂のホームページには、同社のスローガンとして、
- 雄飛堂は患者さん・お客様に一つでも多くの「ありがとう」を頂ける企業を目指します。
- 雄飛堂は一度出会った患者さん・お客様をずっと大切にします。
との理念が掲げられています。
これを体現するように、大塚社長はコロナ禍の中で調剤薬局が提供できる新たな地域医療への価値ついてもすごく考えておられました。
実際に、在宅医療の中で薬局まで来られないような方々を訪問して薬を届ける、調合するということも積極的に行っていて、テーラーメイドで、患者さんに寄り添ったサービスを提供しようという目線が、今後の地域医療で非常に重要ではないかと思いました。
そして、ありがたくも、北区を含む東京12区総支部長を務める私へのエールも頂戴しました。
実はコロナ禍の収束へ向けて、雄飛堂に限らず多くの薬局が、新たな取り組みを始めていらっしゃいます。そしてそれは、顧客目線、現場目線での取り組みです。
今後も、業界や地域の皆様のお声をしっかりと受け止めながら、政治と行政の力を活用して、地域住民の命と生活を守るために、全力で働いてまいります。