みなさんこんばんは、岡本みつなりです。
いよいよ、緊急事態宣言が6月20日をもって沖縄以外の9都道府県で解除され、東京や大阪など7都道府県がまん延防止等重点措置に移行されることになりました。
河野大臣が昨日、今週中に1日100万人のワクチン接種達成見込みをしめされたように、現在多くの自治体で、65歳以上の皆さんに対する接種が大きく進んでいます。ご尽力いただいている自治体の皆さんや、医療従事者の皆さんに心から御礼申し上げます。
ワクチン接種が進み、その効果が既に数字として現れてきています。今回のワクチンの最大のポイントは、重症化を防ぐ効果が高いこと。その結果、死亡する危険性が低くなることです。もちろん、感染しにくくなりますが、仮に感染しても安心できるのです。
たとえば、1ヶ月前の5月17日の全国重症者数は、1,227人でしたが、現在(6月17日時点)は763人と約40%減。死者数は、5月18日に過去最多の216人でしたが、現在(6月17日)は47人と約80%減です。この結果、病床使用率も低くなり、医療の逼迫状況を緩和しています。今後、さらに接種が進んでいくと、より大きな効果が期待されます。
来週からは職域(仕事の場所)での接種が大幅に拡大されます。効率性を考えて、先ずは1,000人以上の企業や団体が対象となっていますが、今後は、人数要件が緩和される見通しです。現在は、大企業に加えて、例えば中小企業が集まって1,000人以上の被接種者を集めたり、従業員のご家族や、近隣の住民を対象にしている企業も増えています。現場の知恵に、心から敬意を表します。
さて私の選挙区である東京都豊島区では、区役所の職員や教師・保育士などを対象に、職域接種することを発表しました。私にも事前に相談があり、厚労省や総務省と連携をした上で、ぜひ推進すべきだとアドバイスしたました。窓口業務で区民の方と接する機会が多い職員がワクチン接種をしていれば、区民の方を守ることになります。さらに区民と別枠で行うことにより、区民の接種進行には一切影響を与えません。ちなみに問診は地元の医師にお願いし、注射は研修を受けた歯科医師の方にお願いするそうです。地域が一体となった豊島区独自の素晴らしい取り組みだと思います。
豊島区以外の自治体にも、職域接種に取り組んでいただけるように、現在お願いしています。いづれにしろ、様々な知恵を結集して、ワクチン接種をいっそう進めていきたいと考えています。