こんにちは、岡本みつなりです。
いよいよ新年度のスタート。新たな門出をむかえる新入社員の皆さん、おめでとうございます!私が住んでいる東京都北区や、朝のご挨拶をしている足立区、豊島区、板橋区でも、初々しい新入社員と思われる方を見かけました。
先日国会では、厳しい経営状況が続くJR北海道、JR四国、そしてJR貨物への支援拡充・継続を決定しました(国鉄清算事業団債務等処理法の一部改正法案)。若い方はご存じないかもしれませんが、JR各社は今から34年前の1987年に民営化されるまで、国有鉄道として、日本の人流・物流を支えていました。民営化時に、地域ごとに分割され、現在も地域の基幹交通の役割を担っています。
しかしながら、特に北海道と四国では、人口減少や鉄道以外の交通手段の発達などが影響し、その経営は困難な状況が続いています。また、全国の物流を支えるJR貨物も、特に昨年はコロナ禍による打撃を受けました。政府としては、地域住民の生活を守り、地域の活性を支援する目的で、各社への支援継続・拡充を今回の法改正で決定しました。
この春、JR北海道、四国、貨物にも、多くの方が希望を持って入社されました。一方で、残念ながら近年では離職率も高く、とりわけ20代・30代の若い人材が退職されています。
私は新入社員の皆さん、そしてもちろん現職社員の皆さんにも、地域を支える誇りを胸に、働きがいを見つけていただき、乗客の皆さんに喜ばれる鉄道パーソンとして、地域の発展に貢献していってほしいと願っています。
各社の入社式に、赤羽国交大臣が送ったメッセージでは、「わが国になくてはならない公共交通機関の一員としての誇りをもち、国民の皆様に愛され、信頼される企業を目指し、日々奮闘して頂けますことを、心よりご期待申し上げます。」と激励していただきました。メッセージを出して下さいと依頼した議員として嬉しい限りです。
日本の将来にとって、若い皆さんは「なくてはならない」人材です。壁にぶち当たることも当然あると思います。知恵と努力で乗り越えて、大きく雄飛されることを心から願っています!