荒川の氾濫を防ぐための取り組みで、大きな前進がありました。
その現場を確認するために、2 月 20 日(土)、赤羽国土交通大臣や地域の議員の皆さんと共に、荒川の上流にある荒川貯水池(彩湖)を視察しました。
2019 年の台風 19 号の際、荒川の水位が急上昇しましたが、上流にある荒川第一調節池に約 3,500 万トンの水を流し入れて荒川の水位上昇を抑えました。実はこの調節池の中心部には、彩湖という愛称で親しまれる貯水池があり、いざという渇水に備えて、常に水を蓄えています。
気象庁の予測能力はとても高く、3 日前には大体の雨量が予想できます。そこで私は、「この彩湖の水も、大雨が想定される際に事前放流できれば、更に多くの水を溜められるのではないか」と考え、昨年 11 月の衆議院予算委員会にて彩湖の治水活用を政府に提案しました。
その後迅速に、国交省が利水権者である東京都や埼玉県と調整し、12 月18日に協定が締結。そして今月から、大雨時の治水容量として、新たに約 259 万トンを流入できる運用が開始しました。
https://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000573.html
ご尽力頂いた皆さんに、心から感謝致します。しかし、これはまだまだ一歩目。排出ポンプの新設などを実現すれば、治水容量は更に増やす事ができます。上流に建設中の荒川第二、第三調節池は、完成までにあと 9 年程度掛かるため、並走して取り組む事が肝心です。
自然災害は、コロナ禍でもお構い無しに襲ってきます。長期的な対策強化を進める一方で、今すぐに出来ることは全て手を打てるよう、これからも全力を注いでまいります。
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