小さな声から政策実現
電車やバスに乗る際、交通系ICカードをタッチして運賃を支払うサービスは、今や当たり前の時代に。しかし、関東圏で障がいのある方が「障がい者割引」を受ける場合、駅の窓口で障害者手帳の提示が必要で、出場に時間がかかる上、手や腕が不自由な人にとって身体的負担になっていました。
「窓口での手間をなくしてほしい」――。岡本は2019年、埼玉県の公明市議の紹介で障がいのある女性から切実な声を聴き、改善の必要性を痛感しました。実態を調べると、関西圏の私鉄・バス事業者は、すでに「障がい者割引」を交通系ICカードに適用していることが判明し、すぐに鉄道各社に同様の取り組みを提案。また、党国土交通部会長として、女性らを赤羽国交相(当時)に橋渡しし、共に早期実現を要請してきました。その結果、今年3月から関東圏でも同様の新サービスが開始されました。